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hjmazami

SRRトレーニング体験談

更新日:2023年3月8日


 先日、Somatic Resilience and Regulation Training「レジリエンスを育む」のトレーニングを終了しました。


 モジュール1からモジュール3まで、3期に分けて、トレーニングを積み重ねてきました。


 タッチセラピーでありながら、オンライン講座になったことで、講師の方々にも新しい発見があり、セラピーがさらに進化したようでした。荒い説明となりますが、直接タッチしなくても深いセラピーが可能であるということです。愛着障害が絡んでいる場合には、安全に対人的な接触することが難しいですが、オンラインであることでより安全に施術が可能であるということだと思います。

 私は、これまで様々なセラピーを学ぶ過程で、自分の中のトラウマを処理してきました。

今回のセラピーでは、ひたすら身体の中で動いている神経系に注目し、その動きを感じ、調整されるのを体感していきます。人によっては、その間にトラウマ記憶が呼び起こされそうになるようですが、ペースを緩めたり刺激量を減らしたりすることで安定を取り戻せます。1回ごとの施術は20分以内ですが、それを定期的に長期間に渡ってやっていくというものです。変化がゆっくりなほど、確実に調整力がつくようです。トラウマ記憶には焦点を当てず、施術中の苦痛はほとんどないというのが大きな特徴だと考えます。  トレーニングの最終段階で、私は、全身の皮膚感覚を通して、母親の子宮の中で温かく包まれているかのような安心・安全の感覚を体験することができました。変な表現ですが、肉感として感じ取っていました。神経系が傷つけられていない状態、あるいは交感神経と副交感神経のバランスが完全に整った状態を思い出すことができたのかもしれません。自分には与えられていなかったと感じていたことが、そうではなかったと感じることができました。


 トラウマセラピーは、自分を支えてくれていたもの(リソース)を再発見する旅でもあると思いました。




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