ボディ・コネクト・セラピーの上級トレーニングに参加してきました。 このセラピーは、藤本昌樹博士によって開発されました。EMDRやTFTをはじめとする様々な身体的なアプローチを統合した新しい心理療法です。 日本人の複雑性PTSDに対応するために開発されたと言っても過言ではないと思います。 受ける側にとって負担感が少なく、かかる時間も少ないです。 今回、私は特にテーマを抱かず、カードを使ったBCTをクライアント役として体験しました。プロセスの詳細は省略させていただき、個人的な印象をお伝えします。 カードの絵には、身体感覚、つまり良い感覚か嫌な感覚を沸き上がらすものがありました。その中でその時に一番刺激が強いカード(妊婦の絵)を使用しました。何でそれを選んだのかがまだはっきりしていませんでした。以前、SRRトレーニングの体験談の記事で、母親の胎内でぬくもり感や安心感を体験したことを紹介しましたように、これから何が起こるのか皆目わかりませんでした。
私は、特に宗教をやっていませんが、リソースとなるカード(黄色の絵)によって、自分の命が胎盤に宿る瞬間(何らかの意味でそこに着床したのだ!)を体感することができました。実のところ、セッション前は妊婦の顔が悲しそうに見えていました。自分が母親を悲しませているという信念であったかもしれません。そして、今、母親の顔は笑顔に見えます。
昔から私は、よほど親しい人でない限り、誕生祝いを言われることが何となく嫌でした。今は、素直に喜べる自分がいます。
たくさんトラウマセラピーを体験してきましたが、全体を通して思うのは、どのトラウマを扱うのかはそのタイミングがあり、もしかしたら、今回のBCT以外のセラピーを受けたとしても同様の体験ができるのかもしれません。そうだとしても、こんな楽な感じでも深い内容が扱えるのが凄いと思いました。
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